四国のK2を目指す(1日目)

うつなつぱぱ

2013年11月04日 00:45

先日、久々の2連休が取れたけどやっぱり平日(笑)。

キャンプツーリングで1人、剣山(1,955m)に登ってみることにする。

西日本第2の高さで、四国内にあるものの徳島県にあるので石鎚山よりちょっと遠い。

1日目はキャンプ場に前泊するだけなので、のんびりと9時半頃出発。



ぎゅうぎゅう詰めのリュックに、今回カメラを入れたポーチをぶら下げてるので、自分にしては重装備。

しかしバイクに固定したのは丸めたブルーシートとマットだけなので、林道もワイディングも思い切り走れる予定。

高知市内で昼食とブックオフに立ち寄り、今夜読む本を買う。

こんな時でも本から離れられない。

昔買ったソニーのラジオを出発前に探したが見つけられなかった、家のどこかにはあるはずなのだが。


高知市から東の南国市に入って、後免町から空港に向かう路線バスの通りを走る。

母校が高知空港のそばにあったので帰省の度にバスに乗ったり歩いたりした道だ。

通るのは卒業後初めてくらいなので非常に懐かしい。涙が出そうである。



空港通りから物部川を渡り、北に向かうと山の上に西洋の城の様なものが見える。



龍河洞スカイラインの入り口にあるシャトー三宝で、現在は廃屋になっているらしい。

R195へ抜けるついでにこちらも久しぶりに走ってみた。

シャトー三宝は車両侵入禁止になっていたが、セローを停めて脇道から上がってみる。



荒れてはいるが記憶通りいい眺め、物部川や高知空港と太平洋が遠望できる。



子供の頃遊びにきてレストランや遊園地まであった覚えがある。

(と、検索したら遊園地の動画があった、小さいコースター懐かしい。http://www.youtube.com/watch?v=cg-pR1KBNOw

スカイライン終点が龍河洞

当然ここもかなり久しぶり、同じ県内でも行かないところはなかなか行かないものだ。



イラストはやなせたかし先生デザインの龍河洞リューくん

この数日前にやなせ先生がお亡くなりになった、自分は世代ではないが、娘2人は小さい頃やっぱり大好きだった。

先生が作ったキャラに「そのままやん!」とつっこめなくなってしまった。

ということで、ついでにR195沿いのアンパンマンミュージアムにも立ち寄り。

おっさん1人では入らないけど。





もうそろそろ2時半である、だいぶ寄り道をしたのでキャンプ場へ急がなければ。

このままR195を進むと剣山スーパー林道があるが、スーパー林道は剣山から東西に連なる山脈の南側を通っているので、北側にある登山口へは大回りをしないと行けなくなる。

予定通り、今回は北へ向かってR439の京柱峠を目指すことにする。

峠への道も楮佐古小桧曽林道(長いね)で初めて通る道。

アプローチも自分好みの道で期待が高まる(まだ舗装です)。



そして待望のダートスタート、



途中の峠まではあまり展望は無いものの走りやすい路面、峠以降R439までは自然の石畳の様な滑りやすい路面が続く。



約22kmのダートを走ってR439に入る、そして京柱峠へ。

人気も無く寂しい感じ。



酷道の代表格と言われる道だけど、「3桁国道大好き!」といつも言ってたら本当にそう思えてきた。

疲れも心地よい。

しかしなかなかキャンプ場に着かなくて焦ってきた、谷間の夕暮れは早い。

5時過ぎにやっと本日の宿「奥祖谷二重かずら橋キャンプ場」に到着。



観光用のかずら橋を渡った対岸にキャンプ場があるので、渡橋料500円+キャンプ場使用料300円=800円を支払う。

ちょっと高い(当社比)。受付のお姉さんまで「どこかの川原でキャンプすればタダですよ」とか言ってる。そりゃそうだが、、、

明日の朝つらそうな階段をおりてキャンプ場に向かう。



かずら橋は情報通り今はワイヤーの補強が入ってるものの、足下の隙間が大きくて荷物を両手に渡るには少し勇気が必要だった。




で、そそくさとテントを張りました。



ぽつーーーーーん

やっぱ1人だわ。

女性グループとはいわんが、誰か人の気配ぐらいは欲しい寂しさである。

夏は少しは賑わうのだろうか?、トイレはバイオトイレで炊事場もそれなりに大きかったが、サイト中央の灯が切れていた。



たき火をして夕食を適当に食べ、(眠る為に)酒を飲む。



今回かなり手前で買い物したので、ビールでなくこの歳にして生まれて初めてワンカップを買ってみた。

子供の頃近所にいたアル中のおじさんの持ち物というイメージがあったが、飲んでみると普通に美味い(当然か)。

あとは高知で買った本を読みつつ、不明な動物の声に怯えつつ、浅い眠りにつくのであった。



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